大嫌い

2007年5月16日
妹なんて大嫌い
弟なんて大嫌い

大好きだけど


あああああああ昔からそうなんだ
妹はいつもいつも「可愛い」と言われて
弟も「格好いい」と言われて

妹にはピアノがあって
弟には水泳があって

妹はいつもマラソン大会で3位以内で
弟はいつもマラソン大会で1位で

妹は地元の進学校へ行き
弟はレベルの高い高専に行った

妹は母に怒られない
弟は朝起こされる時しか怒られない

わかってる
二人がとても可愛い弟妹だという事は
私は彼らをとても愛しているし
彼らも私の事をきちんと扱ってくれる
二人にはとても感謝しているし
二人は素晴らしい弟妹であると思う

ただ何も出来ない私には常にコンプレックスで
それは小さい頃からもう
体にべったりまとわりついて離れないような
いやらしいソレ
屑みたいなソレ

私にも褒められる何かがほしかった
私も見てもらいたかった
私も妹と弟のようになりたかった
私も何かで認めてほしかった
だからトランペットも頑張った
死ぬほど練習したのに私には才能が全くなかった
水泳だって体操だって頑張った
でも二人にはちっとも追いつけなくて

ずっとずっとそれが変わらない
私も健康であれば大学が受けたかった
健康であれば公務員試験を受けたかった
沢山の友達、同士、期待、賞賛
私にも何かほしかった
私だって何か出来る子になりたかった
誰かに認めてほしかった
私も何かの一番になりたかった
何かを頑張れるパワーがほしかった
妹や弟のような優れた容姿に恵まれたかった
長い手足がほしかった
小さな顔が、整ったパーツがほしかった

優れすぎている
全てにおいて
悔しい
同じ遺伝子のはずなのに、どうしてこんなにも違うの?
何で私にはないの?
私も何かほしかった
私も何かほしかった
何もない私
何も、特技も誇れるものも何もない私

きっかけはいつだって単純なんだ
二人の容姿が褒められると
私は爆発的にキレる
「どうせ私は違うよ」と言いたい
いくら二人を愛していたって
だってどうしようもない事じゃない
容姿コンプレックスな上に
弟と妹をこれだけ妬んで生きてきた私には
本当に辛い辛いお話なんだ
だって悔しいじゃん
私だって欲しかった
病気のない人生
誇れる何かを持っている手

容姿、そうだよ容姿だよ
容姿さえあればいいんだよ
ガリガリになったって
私は褒められた事なんてない
いくら痩せても私は可愛くない

嫌だ
苛立たしい
幼少期の人格形成はその後にも影響すると習った
きっと私の弟妹たちへのコンプレックスは変わらないし
両親が私より弟妹をとった、という事実
殴られるのも蹴られるのも私だけ
外に出されるのも私だけ
小さい頃から私だけ
小さい頃も私だけ
劣等性は私だけ
悪い子は私だけ

私だけ
何で私だけ

私だけ



弟と妹は誇りだ
本当に素晴らしい弟妹だと思う
こんな姉を見捨てずにいてくれた彼らは本当に立派で
本当に素晴らしくて本当に苦労人だと思う
でも憎い
でも凄く、凄く凄く妬ましい

私は早く家族から離れたい
家族といる事が苦しい
弟と妹といる事が苦しい
立派な彼らと一緒にいるのは苦しい
完璧で、素晴らしい彼らといるのは苦しい
だってあまりにも私には何もないから

例えば人が、光栄にも私の長所を挙げて下さったとする
お洒落だとか、人の話を聞くだとか、まぁそういう事
でもそれは弟も妹も持ち合わせているものなんだ
というか、彼らの方が抜群であって
私は足元にも及ばない

とにかくこんな醜い感情がぐるぐるしている訳で
このコンプレックスが再発するとあんまりよろしい事が起こらない
これ以上学校は休めないから
這ってでも学校は行くけどね

電話とかしてたらこんな時間になっちゃった
寝なきゃ
妄想に逃げよう
妄想の世界の私は、立派で素晴らしくて美しいから
そんな虚像を立てないと、最早やってられないのだ

おやすみなさい
明日目が腫れてませんように

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索