昔話と男友達

2006年10月31日
ふっ、と


バク転に会いたくなった


もう大分会っていないなぁ・・・
シフト、被らないしなぁ・・・



つまらん(´・ω・`)



昔Aという男がいた
小学校の頃なのだけれど
私と彼は非常にウマが合う友人同士だった

3年生から同じクラスで
私もAも目立ちたがりというか
クラスで割りと目立つタイプだったので
4年生の時は一緒に応援団に入った

当時私には好きな男の子がいて
その子も応援団に入ったんだけれど
彼は白組、私とAは赤組だった
その男の子の正直どこが好きだったんだか全く覚えていないけれど
(実は下の名前も忘れてしまった!!)
5年生の時は友達(もう人妻)とバレンタインのチョコを渡しに行ったな

まぁその好きな男の子は置いておいて(え

応援団に入っても4年生は下っ端なので別に何もしない
でも私とAは
騎馬戦で人が足りないから、と借り出されて
みんなが授業をしている間
2人で5、6年生の練習しているグラウンドまで走った


いつも晴れていた青い空
私とAの間に性別はなかった



5年生になって、私たちはまた同じクラスになった
4年生の頃から呼ばれていたので
私は水泳部に自動的に入部した
すると彼も
「ミチコが入るなら俺も入る」と言って
仲間をぞろぞろ引き連れて入部してきた

当時のうちの小学校の水泳部は地区で上位に入賞していた
そして私たちが5年の時に初めて1位になった
私はバタフライの選手として出場して
私は3位、もう一人の子は1位になったし
Aも平泳ぎの選手として出場して入賞した

6年になった時が一番楽しかったかもしれない
水が冷たくなるまで泳いで
帰りにはバカ騒ぎをしながら帰った

私はいつもAと一緒にいた
勿論女の子の友達とも非常に仲良しだったけれど
私にとってAは特別な友人だった
彼には不思議なリーダーシップがあり
それにひそかに憧れてはいたけれど
「好き」という感情とはまた違っていたと思う


中学生になった

私とAはまた同じクラスになった
出席番号も近くて、確か入学当時彼は隣の席だった
Aが「塾に入った。お前も来いよ」と言ったので
私も何となく塾に入った(かなり間違った決断だったと後悔)

中学生になったAは急に注目される存在になっていた
小学校の頃彼が目立っていたのは当たり前だったし
やんちゃなのも昔からだから何も感じていなかった
けれども中学は隣の小学校の子も一緒なので
何というか、彼は再注目される存在になっていた

ある日私は隣のクラスのKという女の子に呼ばれた
Kは凄く美人で、隣の小学校のボス的存在だった
話によると彼女はAの事が好きだという
でもAとはちっとも話した事がなくて・・・
クラスの子に聞いたら私がAと仲良しだから話してみたらいいと言われたらしい

Aにこんな綺麗な子を?!と初めは思ったけれど
KはかなりAの事が好きらしかった
私はAとKの間をとりもって、彼らはすぐに付き合い始めた
のちに彼らは結婚する
中学を卒業してすぐ、Kが妊娠したのだ
しばらく上手くやっていたらしいが離婚したらしい


しかし私とAの付き合いはここで終わりになる
Aは完全に非行の道を歩み始めてしまった
塾もほとんど来なくなったし、学校も来なくなった
ぶかぶかのズボンを穿き、髪を染め、煙草を吸う
水泳部時代の仲間たちはみんなそうしてグレていってしまった

私は少し寂しくもあったけれど
ソフト部を辞め、吹奏楽部に移ったばかりの私には
Aの事を云々考えている暇はなかったし
好きな男も出来た
そして私は徐々に彼を忘れた

ふっと先日思い出したんだ
3年の時、卒業する何日か前だったと思う
Aは昇降口で
「ミチコ、じゃあな」と

そういえば中1の途中以降
彼に名前を呼ばれた事はなかったなぁと思った
小学生の頃、
グレていた連中はみんな私のことを「ミチコ」と言った
私もそれぞれ名前で呼んでいたと思う

彼らに名前を呼ばれる事が、私は嫌いではなかった
それに案外彼らが好きだった
彼らは存分に私を「バカ」だなんだとけなし
それでいて勉強がわからないと聞いてきた
私はAに算数ばかり聞いていた気がする


私の中にグレている彼らは存在していない
いつまでも、泳いでバカやってサッカーしてって
そういう残像しかない
それはそれで大分幸せなのかもしれないけれど

そういえば弟もAが好きだったな
Aも弟を可愛がってくれていたっけか
あぁ、全てが懐かしい



私が今Aを懐かしんでいる理由はきっと、
バク転の事を思っているからかもしれない

私のかけがえのない男友達




昔Aとの間に何の感情も起こらなかったのは
私がセックスを知らなかったからだと思う

セックスというのは恋愛とは違う
それはただの引力というか
反応、でしかないんだと私は思っている

今Aと会ってセックスしたいかっていうとそれは全くない
そういう対象ではない事が明らかにわかっている
セックスを知る前の男たちと
セックスを知った後の男たち
それは本当に、何かが違うんだ
鍵を持たなかったから
ただ前を通過していたんだと思う
扉の存在に気付かずに


きっとその方が幸せだったんだと思う
セックスを知らなければもっと純粋でいられた
勿論恋人とするセックスは素晴らしいと思うし
とても重要で、意味のある事だと思う
だからセックスの全てを否定はしないけれど・・

純粋に、恋人とだけ、という考え方を持っている人が羨ましい
私はそう考える事がやはり難しい
それはとても愚かだと思う
情けないし、痛々しい
セックスって一体何なんだろうか


先日バク転とセックスした夢を見た、とどこかに書いた気がする
それはとても不思議な夢だった
欲求不満なのだろうか・・と思った

それは願望の現われなのか
それとも男の人たちが自慰するときに見るそれなのか
何だかどちらとも言えない気持ちだった
バク転を愛しているか?と聞かれればそれはないと言えるし
彼氏を好きか?と言われたら好きですと言える
じゃあバク転を好き?と聞かれたら・・・・・・
それは彼氏と違うような「好き」である気がする
何がどう違うとも言えないだろうけど


何だか難しいな
でもただ、何となくバク転に会いたい
そして猛烈に眠い

これって浮気なのかなぁ・・・
でも私にとってバク転は本当に親愛なる友人
その言葉がぴったりだと思うの


う・・・ダメだ・・・眠い・・・

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